相続登記とは、亡くなられた方が所有していた不動産の名義を相続人に変更する手続きです。この手続きには、いくつかの書類が必要となります。今回は、基本的な必要書類について解説します。相続の状況によって追加で書類が必要になる場合もありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
相続登記に必要な基本書類
相続登記にはどんな書類が必要ですか?
はい、基本的には以下の書類が必要になります。不足があると手続きが遅れる可能性があるので、しっかり揃えておくことが大切です。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍
- 被相続人(亡くなられた方)の家族関係を証明するために必要です。
- 被相続人の戸籍の除附票または住民票の除票
- 被相続人の最終的な住所を確認するために必要です。
- 相続人全員の現在の戸籍
- 相続人を確定するために必要です。
- 相続人(登記を受ける人)の戸籍の附票または住民票
- 名義変更先の住所を証明するために必要です。
- 遺産分割協議書
- 相続人全員で協議し、財産分割を取り決めた文書です。
- 協議書には相続人全員の署名と実印が必要です。
- 相続人全員の印鑑証明書
- 遺産分割協議書の内容を証明するために必要です。
- 名寄帳または固定資産税評価証明書
- 不動産の評価額を証明するために必要です。
兄弟相続の場合に必要な追加書類
兄弟が相続人の場合、何か特別に必要な書類はありますか?
はい、兄弟相続では以下の書類も追加で必要になります。
8.両親の出生から死亡までの戸籍
・被相続人の両親が既に亡くなっている場合、相続権が兄弟姉妹に移ることを証明するために必要です。
まとめ
書類を集めるのが大変そうですが、サポートもお願いできますか?
もちろんです!当事務所では、必要書類のご案内から取得の代行、相続登記の手続きまでトータルでお手伝いいたします。
相続登記の手続きには、戸籍や住民票など、多岐にわたる書類が必要です。不備や不足があると手続きが遅れてしまうこともありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。